ちょこっとした日記
物凄く心温まるお話:交通事故に遭った半野良の猫のクロちゃん無事に生還しました!!
2021-04-03
注目重要NEW
クロちゃん、すっかり良くなりました❤
皆様、満開の桜はとても綺麗ですよね。今年は早くも花びらが散ってしまいましたね。
なかなかブログの更新が出来ませんでしたが、やっと「クロちゃんママ様のご協力で作ることが出来まして心から感謝申し上げます。
少し長文となりますが、皆様にご覧いただけましたら心から嬉しく思います。
まずクロちゃんとの出会いは昨年の11月10日、パパ様からのお電話で
「半野良猫ちゃんがよろよろしながら玄関前で倒れていて、お尻から血が出て、ウジ虫が湧いていてすぐに診て頂けますか」と。
その猫ちゃんがクロちゃん。クロちゃんはママ様宅で玄関で餌を与えた半分野良猫ちゃんでした。
「交通事故」に遭ったクロちゃん。
相当痛かったであろうに必死に玄関までたどり着いて必死に助けを求めたクロちゃん。
入院した時は下半身麻痺で便も尿も何とか自力でしており、検査結果では、麻酔をかけて潰れかけた精巣と肛門周囲のウジ虫(ニクバエ)を綺麗に取り除いて(肛門の直腸に侵入して直腸の肉を食べ始める前に何とか阻止して)無事に手術を終えましたが、骨盤骨折に関しては多川先生と話ながら当初は当病院で実施しようとしましたが、最終判断として(時間が経つにつれ尿は手で圧迫して排尿、便が出なくなってきたたために)と神経学的な総合的診断(MRI検査など)を含めて東京大学動物医療センターの外科学教授の望月先生にご依頼いたしました。
「紹介状」には
“兎に角クロちゃんの命を救って下さい。どうぞ宜しくお願い申し上げます”と必死な思いでペンを走らせました。
すぐに診察と手術をして下さることになり、心から安堵の気持ちで一杯でした。
勿論、詳細は入院中、望月先生からお電話のご報告を受けまして心から安堵致しました❤
クロちゃんママ・パパ様から東大病院退院後に聞いたお話ですが、8時間の手術で6か所の手術を行い、8時間もの手術に耐えたクロちゃんも物凄い体力であったこと、私と多川先生のアドバイスにより東京大学動物医療センターへの診察・手術までのバトンタッチをするまで、必死で命をつないだことそして東京大学動物医療センターの望月先生を始め関わっていただいた先生方・スタッフさんたち、そしてあらゆる方々からのご協力があったからこそ、クロちゃんはこうやって元気になり皆様方には心から本当感謝申し上げます。
退院後にパパママ様に私は
「何故ここまで半野良のクロちゃんの命を助けようと思ったのですか?こんなに高額医療費でしたのに。心から尊敬致します。」と私。
「これはクロちゃんが這ってでも一生懸命私どもの玄関前までに助けを求めてきた縁ですので、どうしても命を助けたくって」と。
私は27年間動物病院を営んでおりますが、こんなに感動したことは始って以来で心から涙が出てしまいました。
誰一人諦めなかったことで命が救うことができたクロちゃんは今はジャンプすることできるほど元気になり、パパママ様もそして私も心から喜んでおります。
治療費は軽トラが1台買えるほどとパパ様は言っておられましたが。
またこのお話を聞いてさらに私は涙が出てしまいました。
今は残念なのですがオシッコは朝晩パパママ様がカテーテルでの排尿ですが、命を取り留めただけでも心から感謝しておりますと仰られ、心から頭が下がる思いです。
クロちゃんこれからも元気で長生きしようねと頭を撫でたいと思っています♥