ちょこっとした日記
*メモリアル* 8月1日に左側前肢腫瘍により天国へ召された12歳(保護犬の為に推定)♀の柴犬さくらちゃんとの思い出を綴ったお話です?
2020-10-13
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のろのろ台風のお陰でまだこちらは雨模様ですね。このところ気温差があり皆様、風邪をお引きになさらないようになさって下さいませ。
さて、今日のちょこっとした日記を更新しました。
今回は8月に天国に召された保護犬だった推定12歳の柴犬のメスのさくらちゃんです。
さくらちゃんとの出会いは2017年12月5日。左前肢の小さな腫瘤によるもので来院しました。
前の病院ではすぐに断脚手術を勧められたのですが、やはり断脚は勇気がいる選択でしたので、当病院に来院されました。
私も細胞診の診断を含めて多川先生のアドバイスを受け日本獣医生命科学大学の腫瘍外科の呰上先生(現在は東京農工大学に在籍)に上診をお願い致しました。
左下のお写真は大学病院の検査室です。
私も朝早く大学病院に出向き呰上先生の診察および検査を一緒にさせて頂きました。
麻酔科下で細胞診をした結果は良性腫瘍の「線維腫」でした。
さくらちゃんのご家族は今のところは経過観察という判断をし、大きくなったらまた考えるということにしました。
2020年3月ごろからその腫瘍が大きくなりはじめ出血も出始めて、多川先生との話し合いで手術をするかどうかの矢先、血液検査では重度の貧血により、手術を見合わせ内科治療を選択しました。
入院はあえて私は勧めませんでした。
といのはさくらちゃんが一番落ち着ける場所はお家だったからです。
ママパパ様も毎日手の消毒と点滴に通って頂き、それはそれはさくらちゃんのことを心から思いやる優しいお気持ちで私は頭が下がる思いで毎日励まし続けました。
時にはママ様と一緒に泣いたこともありましたが、出来るだけ笑顔とともに治療を続けました。
最期の最期までさくらちゃんは泣き言(嫌がるそぶりも一切せずに治療に協力的で、なんて賢いワンちゃんだろうとこちらの方が励まされているという感じがいつもしました。)
そんな頑張って来たさくらちゃんも8月に天国に召されました。眠るように天国に旅立ったそうです♥。
今でも思い出すと涙が出てしまいますがさくらちゃんのご家族様の手厚くて心優しい看護を拝見させて頂き、私はいつも心が温かくなり、感動を覚えておりました。
きっと今頃,さくらちゃんは天国で素敵な笑顔で走りまわっていることと思います♥
さくらちゃんもご家族の皆様も本当に最後まで頑張ったと思います。
心からご冥福をお祈り申します♥